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平成25年度両丹地区秋季研修会報告

両丹地区理事 山添 三知生
両丹地区春季研修会を平成25119()福知山市民病院にて14時より開催しました。今回は第46回北京都MRI研究会を兼ねての開催としました。参加者は23名(非会員5名)。
 
1.「血液循環及び血行動態とCT値」舞鶴共済病院 北井 孝明氏
一般的な造影CTには、造影プロトコルにはエビデンスが確立しているが、CTAにおいてははっきりとしたエビデンスが確立されておらず、その撮影には技師の裁量が大きく関わっているということで、今回はCTAの撮影に関しての理論や方法について多岐にわたり話された。
冠動脈CTAに関して、合理的で無駄なく検査ができるようにとの考えから、リアルプレップを使用し、通常大動脈にROIを設定するところを右心室(以下:RV)と左心房(以下:LA)の二点にROIを設定し、RVCT値のピークに達したところをトリガーとすることで簡便に検査を実施できることを紹介され、得られた画像を分析しても、右心系の造影剤は綺麗になくなっており大動脈のCT値も従来法にくらべ高く、CT値のばらつきも少なかった。また下肢CTAについてもROIRVと下行大動脈に設定し、RVCT値が下降した状態をトリガーとして撮影することで、良好な画像を得られるということでした。
最後に「技師のスキルは病気予後を左右する」という言葉には、身につまされる思いをした。
 
2.「MRIのアーチファクトについて(理解と対策)」大阪赤十字病院 高津 安男氏
画像診断においてアーチファクトとは偽の像のことである。MRIについてアーチファクトが起こる原因は、パーシャルボリュームや外部由来から起こるRF不均一などさまざまな原因から起こる。今回は \泙衒屬掘↓動き、フロー、ぜР塾┐砲茲襯◆璽船侫.トに絞り込み説明された。それぞれのアーチファクトには何らかの発生メカニズムがある。例えば、動きによるアーチファクトには、ランダムな動きをする臓器と、呼吸のように周期的な動きをするものとがあり、前者には位相エンコード方向の変更やサチレーションパルスを掛けることによりアーチファクトを減らせる。後者には同期(呼吸同期、心電図同期)を掛けることにより、また呼吸補正法、加算回数を増やすことにより軽減出来る。この様にアーチファクトの種類、発生メカニズムを理解することにより、より良い解決方法が導かされるとのことでした。
 
3.「MRISNRにおけるトレードオフと3D」大阪医科大学附属病院 山村 憲一郎氏
SNRの式を丁寧に分割し、果物や野菜の断面を使い分かりやすくポイントを押さえてMRISNRにおけるトレードオフとなる因子の説明をされた。MRIの撮像は原理を知っているか否かで大きな差が生まれるとし要点として、解像度においてはFOVサイズ、MatrixSlice厚による違いについて、また撮像時間は加算回数、バンド幅、位相方向のMatrixによる違いについて、さらに3DSNRについてはブラーリングや撮像時間が長くなる欠点を踏まえて、slab当たりのスライス数を増やすこと、Parallel Imagingの有効活用を解説された。講演にあたり会場から「3D撮像でSlice厚方向のオーバーサンプリングをどの程度で設定するのが最適か」と質問を受け「3050%がトレードオフとなるのでは無いか」と回答された。最後にトレードオフの最適ポイントを探しながら「目的以外の何かを探す能力を養う」ことも必要と投げかけられた。
京都府放射線技師会 | 両丹地区 | 00:42 | comments(0) | - | - |
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