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第550回研修会報告

 学術委員会 原口 隆志


平成25年6月22日にホテルセントノーム京都で、全地区委員会に引き続き第550回研修会を開催しました。


「高精度X線装置による電離箱式サーベイメータの校正」
京都医療科学大学4回生 朝野 聡明、大北 哲也、楠 聡介
京都府内の技師会会員が所属している施設に電離箱式サーベイメータの校正時期等をアンケート調査した。その結果、3年以内に校正を行っている施設は47%と約半数しかなかった。
国が産業技術研究所(産総研)で保有する標準線量計で校正された特定二次標準器により校正された線量計を基準線量計とする。このように元をたどれば国家標準とつながっていることをトレーサビリティという。
本大学には産総研と同性能のX線発生装置TAITAN225S(GE社製)を保有しており、これを使用して臨床の現場で使用されている電離箱式サーベイメータの校正を行い、その特徴も調べた。
大学のX線発生装置と基準線量計は管電流と管電圧を変化させた2種類の条件で複数回計測しても変動係数は最大0.14%であり、JIS規格の5%以下の条件を満たしていた。また、計測距離を変化させてもエネルギーに差は見られなかった。
以上の結果を基に京都府内の放射線技師会会員所属施設より集めた63台の電離箱式サーベイメータの校正を行った。さらに、サーベイメータの製造会社ごとの特徴や違いを調べた。
それぞれの線量計の校正係数の分布より、Aloka社の線量計は校正係数1.0近辺に多くの分布を持っているが、他の会社毎ではばらつきがみられた。さらに基準線量に近似した値を示すものが少ないことがわかった。同じ製造会社、同じ形式のサーベイメータを用いても製造番号ごとで異なる校正係数を示すので、サーベイメータごとの校正が定期的に必要であると考えられる。


「富士フイルムデジタルマンモグラフィシステムAMULETについて」
富士フイルムメディカル(株)大島 裕二氏
平成22年の時点でマンモ撮影はCRが68%、FPDが15%、アナログが17%とCRの普及が突出している。デジタル装置では石灰化の見え方が装置の性能により異なり、画像処理によっても同じである。富士フィルムはCR時代よりさまざまな画像処理を搭載し、最新のW階調は乳腺と脂肪領域のバランスを最適化した画像処理である。DR用として新たに「ダイナミックビジュアル処理」、「乳腺コントラスト調整処理」、「EDR ADVANCE」を加え、モニター診断に最適なソフトコピー画像処理を行っています。「モニター診断向けに収録データをフルレンジで出力している」、「モニター表示に最適な新階調カーブを開発」、「乳腺濃度が大胸筋に影響されることなく、適切な濃度を表現する」、「様々な乳房構成の乳腺コントラストを最適化し、高濃度乳腺画像を高いコントラストで観察できる」といったモニター診断に最適な画像処理技術を富士フィルムは開発しています。
AMULETは世界最小の50μmサンプリングを可能にしたDRマンモグラフィ装置です。直接変換方式のアモルファスセレン(a-Se)層の下にa-Seを使用した新たなスイッチング方式を開発しました。これにより同じ50μm解像度でもCRよりもFPDでは明らかに石灰化が見やすくなっています。撮像時の受診者環境も考慮されており、「受診者に力が入りすぎないCC撮影時のグリップハンドル位置」、「アームレスト機能がMLOポジションを適切にサポート」、「撮影部角を先細り形状にして脇部の痛みを軽減」、「胸壁・腋窩パットにより痛み・冷たさ軽減」という女性に優しいエルゴノミクスデザインを採用し、装置の模様も5種類から選べるようになっている。
日常管理のQCツールもシステムの一部として販売されており、1shotでIEC、EUREF規格に準じた定量的な画質性能計算・結果の表示と管理が可能です。
マンモグラフィCADにも対応しており、腫瘤・石灰化候補の検出が可能です。また、3Dマンモグラフィやトモシンセシスにも対応しています。


以上、医療科学大学と技師会との合同での事業の報告・DRマンモグラフィ装置の最新情報の報告となりました、
今後も会員の皆様に役立つような研修会を企画していきますので多くの参加をお待ちしています。

京都府放射線技師会 | 学術 | 23:57 | comments(0) | - | - |
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