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第546回(管理士、学術、学遊会合同)研修会報告

 

1117日に第546回研修会を開催いたしました。今回は学術と管理士、ならびに学遊会との合同での開催です。3部にわたり放射線管理、被ばく相談、そして解剖の基礎と幅広い内容で行いました。研修会での報告いたします。

 

第一部 

まず、「造影剤の最新の話題」を 第一三共(株)様に講演していただきました。診療放射線技師にとって造影剤は日常的に利用している物ではありますが、改めて解説をお願いしました。

 次に「京都府内の医療施設におけるサーベイメータの保有、管理等の実態調査」として済生会京都府病院の大澤啓次氏に管理士会によるアンケート調査で得られた情報をまとめて発表をしていただきました。アンケートの内容はサーベイメータ保有の有無、使用頻度、使用する職種、管理する職種、校正の間隔などとあったが、管理・使用するのは、多くが診療放射線技師であるが、校正については金額等の理由で定期的に行われていない施設も多いとのことであった。そこで京都府放射線技師会管理士会では京都医療科学大学の協力のもと、電離箱式サーベイメータの校正を取り組む予定であり、大いに期待できる話だと思います。

そして、「京都府地域における医療施設の放射線管理状況」として、アンケートによる実態調査を公立南丹病院の山根稔教氏に発表していただきました。調査内容としては放射線管理業務、 漏洩線量測定の実施、放射線業務従事者の被ばく管理、教育訓練等であり、法的に規制がある項目では、問題なく実施されていたが、防護具の性能確認等を実施している施設は少なかったり、施設間でも取り組みにばらつきが多かったりとの問題もあるということであり、京都府放射線技師会としても多くの施設で管理、説明が出来るように取り組み、情報を共有することが大事であると思う内容でありました。

 


第二部 教育講演 「放射線被ばく個別相談事業を経験して」

第二部の教育講演は講師を社会医療法人生長会 ベルランド総合病院の鈴木賢昭様にお願いしました。鈴木賢昭様は、日本放射線技師会の医療被ばく安全管理委員をしておられ、20123月に内閣府と厚生労働省の委託事業として被災地域の住民に対する被ばく相談事業に参加されました。今回の講演ではその時の体験や内容を「放射線被ばく個別相談事業を経験して」という演題で講演していただきました。講演では放射線被ばく個別相談事業が行なわれるに至った経緯から日本放射線技師会が関与し医療被ばく安全管理委員会がその業務に付いたことを話され、今後は全国規模で進めていく計画もあるということでした。実際の相談については、環境線量に関する相談、健康上の相談、内部被ばくについての相談などが主な内容であったそうです。特にガラスバッチの線量数値や線量計の値についての説明をされたそうです。質問の回答に関しては、回答者名を記入すると個人批判の対象となることが予想されたため日本放射線技師会よりメールアドレスをもらい委員全員に発信し回答できる者が対応するというシステムで行われたそうです。後半には具体的な事例を提示され、それぞれの質問内容とそれに対した回答内容を説明していただきました。積算線量値のことや庭の線量が高い、水は飲んでも大丈夫かなどいろいろなことが上げられていました。最後に、相談者の知りたがっていることは「本当はどうなの?」ということで、我々はデータや情報は提供し説明しますが、「答えを出すのは本人である」という言葉で締め括られました。

 

第三部

 今回、学遊会とも合同での開催ということもあり、技師会の取り組みの1つの紹介と技師には臨床の上で必要な解剖について発表をお願いしました。

 まず、「南丹市原子力防災訓練に参加して」として公立南丹病院の山根稔教氏から技師会に要請、参加した防災訓練での当日の様子などを紹介していただきました。福島県での原発事故での活動もあり、放射線技師会としても積極的に参加していくことは非常に有意義と思っています。

 その後、「肝区域を学ぶ」として関西医科大学附属病院の山本紗知子氏、「区域気管支(気管支体操含む)〜フレッシャーズセミナーshort  version〜」として大阪医科大学附属病院の森永泉美氏によって、肝臓・肺の解剖、区域について講演をお願いしました。臨床で私たち技師が提出しているX-PCTの画像等も使い非常にわかりやすく、かつ実践的に解説をしていただき次の日から活用できる内容であり、今後も若手技師の教育を中心に継続して行っていきたいと思っています。

 

以上、研修会の報告としますが、非常に強い雨の中に参加していただいた会員の皆様には感謝いたしますとともに、今後もぜひともお誘いあわせの上、参加していただきますようお願い致します。

文責:学術委員会 原口 隆志(第ニ部文責:管理士会 山根 稔教
京都府放射線技師会 | 管理士 | 01:36 | comments(0) | - | - |
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