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平成24年度管理士研修会の報告

平成24年度管理士研修会の報告 管理士会 山根 稔教 平成24年度管理士会主催研修会として線量計校正実習の研修会を開催しました。会場は京都医療科学大学をお借りし、講師を西谷源展教授にお願いしての開催でした。参加者は15名で11台の線量計が集まりました。 研修会は、最初の講習は線量計の校正法についてのお話でした。線量計の校正と意義として、各々の線量計の測定値にはばらつきがあり、その線量計の示す値が真の値とどれくらい違いがあるかを知り、校正を行って初めて真の値が判明するということです。また、トレーサービリティの話では、産業技術研究所が特定標準器を持ち、ここで校正された測定器を特定二次標準器とし、校正業者が保有している。一般のユーザーの測定器はこの特定二次標準器によって校正が行われています。 今回の測定実験では診断領域の線量計及び電離箱式サーベイメータは日本品質保証機構で特定二次標準器と比較校正された基準測定器を使用、乳房撮影領域の線量計は産業技術研究所の特定標準器と比較された特定二次標準器を使用して行うためトレーサービリティは確立されているとのことでした。校正係数については、各々の測定器の校正係数を算出するのに mGy(正)/mGy(表示値)= K なら算出しやすいが、装置によっては(C/kg)/C、(C/kg)/Rなどで入力する種類があるため、単位を合わせて算出しなければなりません。補正計数は、通気性の電離箱型では校正時に室内の気圧、気温と同じであるが、サーベイメータ等は密閉型であるので測定時の気圧、気温を考慮した大気補正を行わなければいけません。乳房撮影領域の線量計の校正には、ヒール効果が影響し計測位置による誤差が大きくなるため計測位置の再現性を高めておくことが重要であります。 線量計校正には、放射性同位元素を用いた方法もあるが、自由にエネルギーを選択できないという欠点があるため、診断領域のX線には対応できていない。従って今回の実習では、診断領域のエネルギーでの校正を行うために、国家標準と同じく高精度の線量計校正用X線装置であるTAITAN225Sの装置を使用して行われました。この装置は最近、導入されたもので、大変精度の良い装置だそうです。 実習の校正場は、99.99%のAlフィルタを使用して70kV 30mA 3.0±0.1mmAlの条件に設定して行われました。実習では、各々が持ち込んだ線量計を1台ずつセットし各担当者が照射された線量を読み取り記録。これを3回繰り返し得られたデータから校正計数を算出します。皆さん熱心に取り組んでおられました。私自身は、めったに見ない乳房撮影用の線量計の校正ということで大変興味深かったです。 今回、持ち込んでもらった線量計の台数が多く、予定時間よりも長くなってしまいましたが、大変有意義な時間が過ごせたと思います。 なお、校正した線量計については、西谷教授から公益社団法人 日本放射線技術学会 診断領域線量標準センターの証明書が発行されます。参加された皆様お疲れ様でした。
京都府放射線技師会 | 管理士 | 01:10 | comments(0) | - | - |
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